love passion 松永賢展
01.31[水]~02.19[月] / 東京都 / 日本橋高島屋6階美術画廊X
無国籍なエキゾチシスムを感じさせる、異色の画家
2018/01/12(公開:2018/01/12)
日本橋高島屋で開催される展示イベント
日本橋高島屋美術画廊Xにて、「love passion 松永賢展」が開催される。松永賢は独学で絵画を学び、そのユニークな技法と作風によって知られる異色の画家。作家の地元中部地区のギャラリーで発表を続け、地方の美術賞展などで数々の受賞歴を誇る作家である。しかしまだ東京での発表は少なく、高島屋では初の個展となる。
綿、麻などの布地に墨汁を塗ることで黒い下地をつくりあげ、その上から墨の黒を消しこむように油彩で陰影を施し、モノクロームのモチーフを浮かび上がらせていくという手法をとる。鏡の中の虚構の世界とも彼岸とも思える漆黒で透明な画面。そこに描かれるのは若い女性像を中心とした人物、昆虫や馬などの生き物たちである。
東洋と西洋の狭間の、無国籍なエキゾチシズムと、一見背徳的なエロチシズムを漂わせているように感じられるが、実はその内側にはピュアな魂が横たわっていることが段々と見えてくる。
画中の少女たちが放つ、我々の心を見透かすような黒く光る眼差しには、真理を見極めようとする冷徹さよりも、むしろ清濁のすべてを受け入れる慈愛と覚悟が満ちている。今日、文明や文化の著しい発展や成熟の陰で、世界を生き辛く思う人が多くる。 新たな受難の時代に、松永の愛についての問いかけが始まろうとしている。
展示では近作・新作合わせて10余点が紹介される。
◆日時
2018年1月31日(水)~2月19日(月)
◆場所
日本橋高島屋6階美術画廊X(東京都中央区日本橋2丁目4番1号)
◆<作家(松永賢)略歴>
1966年 愛知県生まれ
2003年 エプソンカラーイメージングコンテスト 佳作
2004年 西脇市サムホール大賞展 大賞(西脇市岡之山美術館/兵庫)
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Comment紹介者コメント
イベニアスタッフ
「リアルでありつつも、幻想的。女性の目には力がこもっていますが、確かに力強さの分だけ優しさが感じられます。じっと向き合う事で、自分の心の声も実感できるかもしれません」
※あくまでイベニアスタッフの個人的な追記・意見・感想です。
住所 | 東京都中央区日本橋2丁目4番1号 |
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会場 | 日本橋高島屋6階美術画廊X |
開催日時 | 2018年01月31日~2018年02月19日 00:00~00:00 |
料金 | |
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