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イガル・オゼリ展 「Erasing Photography」

01.26[木]~02.04[土] / 東京都 / 代官山ヒルサイドテラス ヒルサイドフォーラム

写真を超えた⁉ スーパーリアルな描法で描かれた女性たち

2017/01/21(公開:2017/01/20)

東京の代官山ヒルサイドテラス ヒルサイドフォーラムで開催される展示イベント

代官山ヒルサイドテラス ヒルサイドフォーラムにて、1月26日(木)から2月4日(土)まで、イガル・オゼリ展 「Erasing Photography」が行われる。

イガル・オゼリ氏は、現在ニューヨークを拠点に活動しているイスラエル出身のアーティスト。その作品は、フォトリアリズムの流れを汲む超絶技法で知られており、自然の中での女性の一瞬の姿を、まるで写真のように捉え描いている。一見して油彩画にはおよそ見えないその滑らかなマチエール、細かな筆触は驚くばかり。

モデルの女性達はもの思わしげな表情でたたずみ、髪の毛の流れ、洋服のテクスチャー、自然光でかがやく肌などが、執拗なまでに細密に描かれている。この描写は、ジョン・エヴァレット・ミレイやダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ等のラファエロ前派からの影響が多く見られ、寓話的なシチュエーション、想像性、優美さ、そして現代的リアリティを融合させた、独特の世界観を生み出している。

2010年からは、ミック・ジャガーの娘である、モデルのリジー・ジャガーを冬のニューヨーク、セントラルパークにて描いたシリーズ作品を制作。2015年にはWall Street International紙のアート欄で、Louis K. Meisel Galleryで行われたイガル・オゼリ個展が「彼はフォトリアリスティックな具象的絵画を、比類のないほど洗練された新しいレベルに押し上げた」と評されており、ますます活躍の場を広げている。

今回の展示は、イガル・オゼリ氏の日本初の展覧会となる。リジー・ジャガー、ポーランド出身のファッションモデルであるズザナ、今回初めてオゼリ作品のモデルとして起用されたKaopang(かおぱん)を描いたシリーズを発表する。彼女達を描いたペインティング約15点、ドローイング約5点を展示する。

ヴァーチャルリアリティが当たり前のような現代において、なぜ油彩による手業で写実で表現しているのか。IT社会の中における我々にとっての写実とは?リアリティとは?アートとは?そうした事について考える切っ掛けになるはず。

◆モデル
・ズザナ・ブッシウォルド
ヴェルサーチ、プラダ、カルヴァンクライン、グッチの広告等で活躍。また美術史を学んだ事でアートにも強い関心を持ち、オゼリをはじめ複数のアート作品のモデルになっている。
・Kaopang
企業のパーティや週末のアンダーグランドクラブ等多くのイベントを沸かせている最も注目株の20代女性DJであり、オゼリ作品ではアジア人初のモデルとなった。

◆日時
2017年1月26日[木]~ 2月4日[土]
OPEN:12:00~20:00
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Comment紹介者コメント

イベニアスタッフ
「まさしく、スーパーリアルとも言うべき作品達。写実の究極を目指した形とも言えるでしょう。その表情、その服装、その背景にいたるまで、じっくりと眺めてみたいですね」

※あくまでイベニアスタッフの個人的な追記・意見・感想です。

住所 東京都渋谷区猿楽町18-8 ヒルサイドテラスF棟1階
会場 代官山ヒルサイドテラス ヒルサイドフォーラム
開催日時 2017年01月26日~2017年02月04日 12:00~20:00
料金 無料
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