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ディズニー約90年分の軌跡がここに! ディズニーアート展≪いのちを吹き込む魔法≫

アイコンディズニー・アニメーションの裏側のストーリーを覗いてみませんか?

2017/04/26(公開:2017/04/13)

ディズニー・アニメーションのおよそ90年にわたる歴史を紐解く企画展「ディズニーアート展≪いのちを吹き込む魔法≫ 」が日本科学未来館で開催されている。

ミッキーマウスの誕生から、現在公開されている最新作映画「モアナと伝説の海」まで、原画やスケッチ、コンセプト・アートなど約500点の貴重な作品を紹介。常に時代の先端を走ってきたディズニー・アニメーションの技術、その秘密に迫る。


《アナと雪の女王》より2013年 ©Disney Enterprises, Inc.

日本におけるディズニー作品の展覧会は、過去2回開催されている。しかし、ディズニーの初期作品から現代作品までを網羅した同展は、日本初の試み。さらに展示作品の約98%が日本初公開となる。


 
コンセプトは「いのちが吹き込まれた瞬間」。クリエーターたちが描き重ねていったスケッチと最新技術を駆使して、いのちを吹き込む技=魔法を生み出していった軌跡。

それらを各時代の作品と共に展示する。内容は以下の5つのタイトルに分かれ、初期作品から現代作品まで辿る。 

・動き出すいのち ~躍動するキャラクター~
・魔法のはじまり ~あくなき研究と開発の日々~
・作品世界のひろがり ~魔法の使い手たち~
・新たな次元へ ~デジタルがもたらした革新~
・いのちの新時代 ~多様な社会や地球の未来に向けて~



初期デザインである原画たち。ここから物語が始まる。ディズニー・アニメーションによっていのちが吹き込まれ、実際に世に生み出された作品と合わせて見比べるのも面白い!
 


キャラクター考察のために描かれたコンセプト・アート。日本でもファンが多い、メアリー・ブレア氏の作品も。東京ディズニーランド では今年3月に惜しまれながらクローズしてしまったが、人気アトラクション「イッツ・ア・スモールワールド 」のデザインも手掛けている。
 


ディズニー・スタジオが開発した撮影技術、マルチプレーンカメラのセットアップも再現されている。これはセルアニメを制作する際に使われる特殊な映画用のカメラで、複数のセル画を配置しそれぞれ違うスピードで動かすもの。世界初の長編アニメーション映画である『白雪姫』で使われた。   



3月10日より全国公開され、大ヒットスタートを切っている、ディズニー・アニメーション最新作「モアナと伝説の海」に関する出展も見どころのひとつ。大型バナーを含め30点の出展作品のうち、24点の作品はなんと世界初公開だ。 


各作品の展示方法は、額に入れたり、壁面に描くだけではない。東京展限定で、世界でも活躍するウルトラテクノロジスト集団「チームラボ」ともコラボレーションし、2つのコンテンツが出展される。

それが、「体験型!いのちを吹き込むペンシル・テスト Powered by teamLab」と「フォト・スポット Powered by teamLabCamera」だ。



「体験型!いのちを吹き込むペンシル・テスト Powered by teamLab」

宙に浮かぶ大きなスクリーンとゲストが呼応すると、原画が浮かび上がり、キャラクターがいきいきと動き出す。

すっかりディズニーの魔法にひたったらグッズをチェックしよう。気になった作品の原画や、ポストカード、クッション、トートバッグ、豆皿など、コンセプト・アートがデザインされた企画展オリジナルのグッズが420点以上。ついコレクションしたくなるものばかり。



どんな困難や悲しみも乗り越え、前向きに生きていく姿を描いたディズニー・アニメーション作品の裏側には、もうひとつのストーリーがあった。子どもだけでなく、大人でも惹きつけられるディズニー・アニメーションの魅力の秘密が、ここには隠されているのかも知れない。


<開催期間>
2017年4月8日(土)~2017年9月24日(日)

<開催時間>
10:00~17:00
(入場券の購入及び会場への入場は閉館30分前)

<開催場所>
日本科学未来館 企画展示ゾーン

<料金>
大人(19歳以上) 当日/1,800円

取材/中野さゆみ


《蒸気船ウィリー》より1928年 ©Disney Enterprises, Inc. 


《リトル・マーメイド》より1989年 ©Disney Enterprises, Inc. 

























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