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レポート&ニュース

楽園は作るもの(猫夫人「猫の楽園―台湾―」)

猫夫人写真展「猫の楽園―台湾―」&ギャラリートーク

 

 東京 新宿センタービル ペンタックススクエア内 ぺンタックスフォーラム ギャラリー

 

台湾の猫写真家 猫夫人の写真展示イベント

猫の楽園―台湾―

 

  会場前のポスター

 

台湾や、日本で猫の写真を撮り続けている‘猫夫人’。元々は旦那様が獣医・猫の治療の権威で、「猫博士」と呼ばれていたのだそうです。結婚を機に猫の写真を撮るようになり、ブログに写真を載せたところ人気になって「猫夫人」を名乗るようになったそう。

 写真の猫たちは、とてもリラックスしていて、すごく幸せそうです。そして、猫と写っている人たちもすごく幸せそう。台湾のどこか懐かしい景色の中で、猫と人が仲良く暮らす、まさに「楽園」のよう。一枚一枚にストーリーがあり、台湾という国、猫という生き物がもっと好きになれる、そんな写真展でした。

ココだけ撮影可能。猫夫人曰く「この8年で写真の10倍以上(もっと?!)の猫たちを撮影しているのではないか?」とのこと。

 

この「楽園」を作るための活動、そして猫夫人が写真に込めた思いは、ギャラリートークのレポートにてお伝えいたします。また、ネコを撮影するときのポイントもあるので、お見逃しなく!!

 

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猫の写真撮影の第一人者、

「猫夫人」によるギャラリートーク レポート

 

‘猫夫人’が、自らが行うギャラリートークにも参加してきました。正直、何点か写真についてのコメントをするくらいかな、と思っていたのです。しかし、実際は大違い!!ギャラリーに展示してある写真一点一点について、撮影した時の状況、撮影のポイント、台湾の文化、猫たちに対する思いなどを、猫夫人自ら丁寧に語ってくれました。

 ペンタックス スクエア前の看板

 

実物の‘猫夫人’の印象・・・

プロフィールを見て「めっちゃ美人!」という認識はあったものの、実際はそれに「可愛い!」という形容詞が付きます。目が大きくて、きらきらしていて、笑顔が印象的でした。 2人のお子さんがいるママとのことですが、とってもキュートで可愛らしい印象の方でした。

しかし、猫の撮影とあらば、カメラ2台(重さおよそ7㎏!)を双肩にかけ、愛車で250kmの道のりもなんのその。ちなみに、愛車のベンツには冬になると、猫たちがエンジンのぬくもりを求めて上がって来て、足跡だらけになってしまうそうです(笑)餌を積んでいることを知っているのか、ドアを開けておくと我が物顔で入り込んでしまう子たちもいるそう。また、猫夫人の車のエンジン音を聞きつけて、走り寄ってくるのだとか。そんなベンツを占拠したり、集団で駆け寄ってくる猫ちゃんたちの写真もあるので、ぜひチェックしてみてください。

また、低い位置にいる猫と同じ目線になるためには、服が汚れることも気にせずに、腹ばいになったり、仰向けで下からのアングルを狙ったり・・・。そんな猫夫人の頑張りが発揮されているのが干し柿を作っている農家での写真。面白いアングルで、可愛い写真です!小柄な身体からは想像がつかないくらい、とてもパワフルな猫夫人。いつも変な格好で猫を撮影しているので、友達と出掛けると、猫夫人は猫を、お友達は猫を撮影する夫人を、撮影するそうです。

 

意外な、台湾での猫に対するイメージ・・・

猫カフェ発祥と言われる台湾。実際私も台湾を二度訪れていますが、雑貨屋さん、カフェなどには‘看板猫’がいて可愛がられていました。しかし、少し前まで台湾では猫は「冷たい」、「自分勝手」などのイメージがあり、あまり好かれていなかったそうです。猫夫人の撮影した柔らかい表情でくつろぐ猫たちを見れば、そんなことはないと分かるはず。羨ましくなるくらい仲良しなカップル猫もいます(中には男どうしも・・・)最近はこうした猫写真の影響もあってか、徐々にそういったイメージも変わってきたそうです。

また、猫夫人は「猴(ホウトン)」という、さびれた元炭鉱の町でボランティアを行いました。野良猫が住み着き、食べ残しの餌や排泄物で汚れていた街を清掃し、猫たちに去勢・避妊手術を行いました。これによって、猴(ホウトン)は、「猫村」と呼ばれるようになり、地元の人と猫たちが共に暮らし、多くの観光客が訪れる街になりました。

このように、ある程度手をかけてやることで「汚い」、「うるさい」とマイナスのイメージを抱かれていた猫たちと、人間が一緒に暮らしていけるようになったのです。そして『楽園』と呼ばれるまでになりました。また、人にカメラを向けると、子供やお年寄りは逃げてしまう方が多いそうですが、猫と一緒だと映ってくれて、さらに表情も柔らかくなるのだとか。確かに、猫と写っているおじいちゃん、おばあちゃん、とっても良い表情!

 

猫たちを撮り続ける理由・・・

飼い猫に比べて、圧倒的に寿命が短い野良猫たち。そんな猫たちの可愛くて、元気な瞬間を留めたい、皆に見て欲しいという思いで撮影をしているそうです。また、猫夫人は台湾の各地の猫を撮影していますが、これは故宮博物館、九イ分だけではない台湾の魅力も知って欲しいとの思いもあるそうです。

また、猫夫人の写真にはネコのアップの写真があまりありません。これは猫だけではなく猫と一緒にいる人や、風景まで映すことで、猫を取り巻く環境や、人との関係、景色の後ろにあるものまで伝えたいと考えているからだそうです。

確かに、これらの写真を見ていると猫を通じた人や、自然とのつながりが感じられる気がしました。

 

 

それでは最後に、ネコちゃんをカメラで撮るポイントをまとめてみました。

 

■ 猫夫人直伝!!猫を撮影するコツ ■

・カメラを見てもらうには?

⇒猫を撮影するときに難しいのが、こちらを向いてもらうこと。飼い猫ならまだしも、猫夫人が撮影しているのは殆どが野良ネコ。カメラの方を向いてもらうコツは、ビニール袋をカサカサさせることだそうです(餌が入っていることを経験で知っているのでしょう)

 

・動きのある写真を撮るには?

⇒猫の動きは素早いもの。例えば、ジャンプしたなら、その一歩先の空間あたりを狙うとのこと。・・・シャッターのスピードもあるし、猫の動きが読めないうちは難しいかもしれません。

 

・猫のフワフワ感を表現するには?

⇒逆光で撮影すると、光で毛並が立体的になり、柔らかい猫の毛並が表現できるそうです。

 

あとは、警戒されないように長い時間をかけ、ゆっくりと猫とお友達になることが重要だそうです。

ちなみに、猫夫人の活動で一躍有名になった、猫村こと台湾の「猴(ホウトン)」の猫たち。彼らは道路に寝そべって人が来ても全く動こうとしないくらい、人に慣れきっているそうです。まずはここで猫の撮影に挑戦してみるのもいいかもしれませんね。

 

猫と台湾がもっと好きになる、素敵な写真展。

ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

2013.07.18  文・写真 篠崎夏美 

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