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レポート&ニュース

「魔女おもろいでぇ~、やりなはれ!」 『今こそ、魔女になる時代 ~飛べない豚の魔女入門~』で関西弁の現役魔女に聞いてみた。

誰でも魔女になれるってホント?魔女について学ぶトークイベント


11.25[火] / 東京都 / ネイキッドロフト


説明の少ないポスター。謎が多いイベントである。

「魔女」と言えば……

ほうきに乗って空を飛び、魔法の力で変身して人助け。そんなファンタジーあふれる平和な姿が浮かぶだろうか?それとも、三角帽子をかぶり、暗い洞窟で鍋をグツグツ。お姫様に毒を盛ったりするダークなイメージ?
 
人によって、思い描く姿は様々。魔女っていったいなんだろう…。
 
驚くことに、現代を生きる魔女が日本にいるらしい。そして儀式によって、誰でも魔女になれるらしい。

儀式ってなに?魔女って魔法が使えるようになるの?
 
そんな疑問に、魔女が教えてくれる「魔女のオープンスクール」なるものがあるらしい。ぜひとも魔女に会って、いろいろ聞きたい!
 

 看板を発見。ホグワーツではないようでよかった。
 

魔女的な雰囲気が漂うネイキッドロフトの外観。
 
謎だらけの中、魔女登場!
 

右の女性が魔女の谷崎榴美さん。左の男性は谷崎さんの10年来の友人である柏木さん。
 
写真右側の女性が現代魔女&魔術師の谷崎榴美さん。(左の男性はまだ魔女ではありません!)いたって普通の人間の女性に見えるが、2010年に、自己参入儀式(セルフイニシエーション)を行い、魔女になったという、本物の魔女!


ところで、魔女ってなんですか?
 
もともとの魔女、中世ヨーロッパで魔女と呼ばれたのは、キリスト教に従わず「異教徒」として弾圧された人々のこと。『キリスト教以前の民間信仰などの宗教。それらを信仰する人々』なのだそう。
 
例えば、衛星もなく天気予報士もいない時代に、明日の天気を当てたり、雨を降らせたり。これまで魔法と言われてきたものは、古来伝わってきた人間の生きるための知恵のようなもの。その土地の自然とともに生きてきた人々が、自然の法則を理解しているからこそできたことなのだという。
 

復習もかねて、柏木さんの魔女の学びをまとめた魔術書公開。
 
なるほど…。そういう話、確かに聞いたことがある。
自分の信仰を曲げなかったばかりに、魔女狩りなんてひどい目にあった人たち。でも、水面下に消えてしまったはずでは……?
 
だが、現代に生きる魔女、それは世界各地にいるようだ。
 



イギリス、モンゴル、ペルー……。世界中で活動をする魔女たち。
 
20世紀前半に、「ウイッカ※」と呼ばれる魔女の復興運動があり、インターネットによって世界的に広がったそう。谷崎さんは、ソロの魔女として活動しているそうだが、基本的には13人でひとつのグループとして活動するらしい。
 
※ウイッカ(Wicca):20世紀に興ったペイガニズム(キリスト教以前の古い多神教)の復興運動の一種で、欧州古代の多神教的信仰、特に女神崇拝を復活させたとされる。(Wikipediaより)
 
ひとまず、イベントに話しを戻そう。
 
このイベントは、魔女とともに登場した柏木さん(大阪で飲食店などを経営する青年実業家であり、人気のポッドキャスターでもある)が、友人であり魔女の谷崎さんに弟子入りし、魔女について学び、一人前の魔女になるまでの一部始終をトークイベントとして公開しよう、というもの。柏木さんが魔女になるまでのドキュメンタリーとも言える。
 

東京と大阪で全7回のシリーズ。今回は6回目。息ピッタリのトーク。
 
あれ? でも、ちょっと待て!

男でも魔女になれるの?魔女って言うからには、女だけでは…?
 
いえいえ、なんと、男も魔女になれるらしい。
 
魔女には、魔法使い、魔術師から、巫女、イタコ、拝み屋などシャーマン的な概念も含まれている。超自然的な力=魔法=妖術を使う人、と広い意味で使われているようだ。(あの丸眼鏡で魔法学校に通うH.ポッターくんも魔女と言える?)
 
 
魔女って魔法が使えるの?
 
これまでのイベントを通じて、柏木さんが学んだことを復習しながら進む。
ところで、魔女の使う魔法とはなにか…?
 
現代の魔女における魔法とは、「意のままに心のもちようを変えること」だそう。
魔女的なるものをもって人の心を動かすらしい。
 

『あなたは本当にあなたか?』…ドキッとしてしまう問いだ。
 
柏木さんの魔術書によると、我々はゲームの中のキャラクター。それをプレイしているのは自分の中の神。自分は神によって操られているキャラクター。つまり、神と自分は、プレイヤーとキャラクターの関係…。
 
おっと、頭が混乱してきたぞ……。
 
例えば、ゲームの中のマリオが突然意思表示してくる。「本当にここでジャンプして大丈夫?」とか。プレイヤーはかなりビックリするかも。でも、それが魔女になるということらしい。魔女になると世界の見方が変わる。
 

そう、例えばこんなふうに。見方を変えると見えなかったものが見える。
 
自我のあいまいさに気づき、世界の見え方が変わる。世界が変わることで、心の持ちようも変わっていく。自分の意志で、自分の心を変化させることができる。
なるほど、それが魔法ということなのか…。

 
儀式って、何だろう?
 
さて、魔女になるためには、「自己参入儀式(セルフイニシエーション)」が必要なようだ。魔女の活動のひとつでもある儀式。儀式ってなんだろう。
 
鳥居に石がのると願いが叶う
バンジージャンプをして大人になる
結婚式でこれからの2人を誓う
流れ星を見ると願いが叶う
 
これらすべて儀式と言えるらしい。結婚式は分かりやすい。最近は結婚式をしないカップルも増えているそうだが、結婚式をしない人たちほど離婚率は高いという話しもある。魔女でなくとも、儀式を大切にすることに意味はあるのだろう。
 
『何かを模し、それに自分を重ね、自分の成功を願う』
それが儀式の意味だそう。
 
谷崎さんの最近の魔女活動での儀式について紹介していただいた。
 

くくりの儀 – 古き神、受胎の儀 –
 
ある陶芸家の作品に命を吹き込むため、谷崎さんと作品を赤い紐で1週間くくりつけ、一緒に海に入る儀式を行った。「母体回帰」を連想させる儀式のやり方も自分でデザインされるそう。魔女は、自分で儀式のデザインもするのだ!


アラハバキ  – 古き神々、蘇れ!火の神誕生の儀 –


高野山千年祭  – 古神復活の儀 –
 
儀式は非日常の演出。スペシャルなことをすることで心に作用しやすくなるという。
 
また魔女の儀式には、祭壇と言われる場所と道具が必要だそう。祭壇は、世界を構成する4つのエレメント土、火、水、風のバランスが整った場所を選ぶ。
 
 

世界を形作る4つの要素


4つの要素のバランスについての説明
  
そして、道具にも4つのエレメントが必要だそう。
 
地:豊かさ、土、木、金、小麦
水:聖杯、グラス、水、ワイン、酒
火:つえ(ワンド)、ロッド(棒、竿状のもの)、たいまつ
風:羽根、ナイフ、お香、煙
 

道具も4つの要素があればOK、本格的なものから簡易的なものまで自由に好きな道具を選べる。
 

鍋セットも地(土鍋)、火、水、風(包丁)の要素を満たしている。
 
鍋セットでもいいんだ…。
儀式の道具って、基本さえ押さえていればかなり自由度が高い!
 
 
魔女になるための自己参入儀式とは?
 
いよいよ魔女になるための儀式、「自己参入儀式」について学ぶ。魔女は、儀式をすることで、たった一人でもなれるのだ。
 
さて、やり方は?「ググれば、分かりますよー」と師匠。

現代の魔女のキーワード、それは「ググること」!(確かにググると、いろいろ情報が出てくる。)
 
とりあえず、自己参入儀式の押さえておくべきポイント!
 

 
1)世界観設定
世界観は、自由な設定でOK。柏木さんの場合だと「食」がテーマ。毎日美味しいものをみんなで美味しくいただき、笑顔であふれる世界。それも世界観もひとつ。西洋というより、東洋的とか、縄文時代のようなイメージ…など自由に想像してみよう。
 
2)守り神の選択
世界観とともに、守り神を決める。例えば、「食」だと、日本神話に「オオゲツヒメ」という穀物や食物の神がいるらしい。ギリシャ神話だと穀物の栽培を人間に教えた神「デメテル」。これも設定や世界観からの想像で、好きに決める。
「好きなもの」+「神様」でさっそくググってみよう。
 
3)プレイヤー名登録
プレイヤー名とは魔女名のこと。ミドルネームをつけるなり、全く別名にするなり、好きに決めていいそうだ。ちなみに師匠の西崎さんは、魔女名を秘密にしているそう。
 
4)道具のユーザー登録
道具も4つのエレメントの基本を押さえていれば、自由。「この道具を使う!」と自分で分かっていればOK。柏木さんの場合だと、「土器」や「陶器」のような食べ物を入れる器なんかを想像しているようだ。
 
5)魔女宣言
これも自由。ここまで自由だと逆に困ってしまいそう。でも大丈夫。インターネット上には、テンプレートのようなものがあるらしい。柏木さんには師匠が考えてくれるらしい。
 
『以上を全裸で行うこと』
 
 

はい、ここ大事だから大きく!
 
西崎さんいわく、儀式をするということは、一度死んで産まれなおすということ。生まれるときは裸なのだから、裸は当然とのこと。実際に、常に裸で儀式をされてきたそう。もちろん公的な場で裸になると通報される危険があるので、人里離れた場所かプライベートな空間で行うのだろうけど。(お風呂場でやれば、ちょうどいいかも…)
 
 
魔女おもろいで、やりなはれ!
 
ところで、「魔女になりたい人〜?」という質問に手をあげた参加者は、我々をのぞいてもわずか数名。

「魔女になりたい」というよりは、「魔女を知りたい」という理由で参加されている方が多いのかも。ちなみに、柏木さんや谷崎さんが配信しているポットキャストのリスナーさんも多く参加されているようだ。突っ込んだ質問もあり、魔女についても詳しい方が多いといった印象。
 

「魔女になるって、面白い人になるってことやでー」と柏木さん。
 
オカルト的、哲学的話題でも、柏木さんと谷崎さんの漫才のようなトークに、会場の雰囲気は明るく笑いが耐えない。魔女がとても身近に感じられた。
 
青年実業家である柏木さん。飲食店を経営しているそうだが、経営者として人の悩みを聞く機会も多かったそう。落ち込んで元気のない人を元気づけたいという思いが、魔女になると決めた理由のひとつと伺った。

なんといっても、魔女の魔法は、人に夢を与えたり落ち込んだ人を元気にしたりといった力にもなるのだ。
 
魔女になったら「自分の価値観を持って、刺激的に力強く生きること。」と谷崎さん。魔女になったことで、世界がまるで変わったそうだ。
 
思いのままに生き、自分も人も元気にする魔女。とても魅力的に見えた。



2014.11.28 文・写真 橋村望

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