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レポート&ニュース

「格闘技?こわーい!」な‘女子’が、騎士vs武者の格闘技を見に行ってみた 『アーマードバトルトーナメント STEEL!』

映画でもゲームでもない!21世紀に蘇った甲冑騎士と鎧兜武士による熱き戦い

STEEL! ジャパン・アーマードバトル・リーグ(JABL)/第1回トーナメントイベント 

東京・イベントホールWOMB

 

「格闘技ってあんまり好きじゃなーい。だってすごい痛そうだし、とか出るし、なんか怖いもん。ちょっと野蛮な感じだし、暑苦しくてムリかなー」(キャピ☆)



・・・と、思っていた時期が私にもありました。




そんな、格闘技初心者、自称・女子が『アーマードバトル 』というフルコンタクトの格闘技イベントを見に行ってきた。スポーツバトルトーナメント「STEEL!」は、ヨーロッパ中世・日本の戦国時代に使われていた鎧や武器、バトルテクニックを忠実に再現して戦う、れっきとしたスポーツだ。 



タイムスリップしたかのような光景が目の前で繰り広げられる


試合が行われるのは、鋼鉄の檻の中。そこだけ聞くと何だか怖そうなイメージ。 これって、ケージファイトとか、金網デスマッチと呼ばれるやつ?(違います)秘密の地下ファイトクラブ的な?(違います)


だが、格闘技に対して変なイメージを持っている私の心を捉えたのが、「西洋・日本の甲冑を纏って戦う 」という点。中世甲冑・洋剣の騎士と、鎧兜の日本の武士が戦う場面もあるらしい。(知識はないが)歴史もの大好き、中世、戦国大好き、『騎士と侍が戦ったらどっちが強いのか?』などと妄想していた私にとって、実際に確かめる絶好のチャンス! これは行くしかない!!


結論から申し上げると、めちゃくちゃ面白かった。武器や防具は非常にリアルでかっこよかったし、何より目の前で繰り広げられる熱戦に大興奮。大迫力の戦いで、鎧ははじけ飛び、剣は折れ、戦士は雄たけびを上げる!気付けば大声を出し、手を振り上げている自分がいた。


あれ、私、闘技苦手じゃなかったっけ?


アーマーに対する知識も、格闘技に対する知識も乏しいが、この感動と興奮の一部がほんの少しでも伝わればと思う。以下、迫力の試合を写真で振り返る。





熱き戦いが、遂に始まる。

鼻息荒く、でもちょっとドキドキしながら会場に乗り込む。会場の中央には檻が設置されており、こちらを威圧するかのよう。この中で戦士たちが戦うのだ。ローマ時代、コロッセオでの剣闘士たちの戦いを彷彿とさせる。ショーの始まりが近づくにつれて、徐々に熱気が高まってくる。


各チームの勝利の女神、STEEL DIVAたち。ビキニ美女にゴツイ武器っていいなぁ!!




今回のトーナメントでは3チームが参加した。


‘激昂の真紅竜’ ドラコーネズ



ドラコーネズ:西洋式甲冑、西洋剣術で戦うベテランファイター中心のチーム



‘猛進する鋼の獅子’サングリエ



サングリエ:ボクシング、レスリング現代格闘技の生かして戦う若手中心のチーム



‘秘めたるは熱き血潮の侍魂’黒鋼衆



黒鋼衆 :唯一の日本式スポーツウェポン、日本武術で戦うチーム。


 
試合で実際に使われている甲冑


甲冑は軽い物でも15kg、重い物は20~30㎏もあるそう。兜は視界も狭く、ほぼ前しか見えない上、音も良く聞こえないのだとか。そんな状況
で、勘と経験を頼りに戦うのだ。これは普通の格闘技よりかなりハードなのではないか。


 
洋剣

剣だけで3~4kgあるらしい(スポーツ用なので刃はついていない) 持たせてもらったが、片手で持つのがやっとだった。重い
甲冑を着てこの剣を振り回し、相手の攻撃を防ぐとは超人技である。剣よりさらに大きい斧を武器にしている選手もいた。こうした武器での攻防戦も見どころ。




このトーナメントでは、一騎打ち(デュエル)と集団戦(メーレー)が行われた。以下、ものすごく簡単にルールを説明する。

<デュエル戦>
・ポイント制(より多く相手にヒットを与えた方が勝利)
・体重差20kg毎にハンデあり
・カテゴリーは3つ
 ソード&シールド(剣と盾)、ツーハンドソード(両手剣)、ポールアーム(長柄武器)
・3ラウンド。1ターンは各チーム総当たり。バトル30秒、休憩1分
・レスリング、シールドパンチOK

<メーレー戦>
・ダウン制(足裏以外が地面に着いたら負け)
・相手チームを全員倒したら終了
・パンチ、キック、レスリングOK
・武器を落としたら負け

どちらも突きや、急所などへの攻撃は禁止。 
※詳しいルールはこちら http://armoredbattle.com/?page_id=10





大迫力!剣は折れ、鎧が砕ける!?
倒れ込み起き上がれない選手も・・・。


 



武器と甲冑がぶつかり合う音がすさまじい。音だけでも鎧や剣の重みが伝わってくる。ガチャガチャ、という生易しいものではなく、ガツーン!!ドゴーン!!グワーン!!といった感じだ。会場が暗かったら火花も見えるのではないかという勢い。

檻の中での戦いとはいえ、距離が近いこともあって大迫力だ。女性客からは悲鳴も聞こえてきた。私もあまりの鬼気迫る試合に、一瞬息を飲んだ。実際の甲冑を見たことはあっても、それが本当に動き、戦っている。甲冑は飾り物ではない、戦うための道具であるという当たり前のことを思い出す。



 

 

これはゲームや、映画ではない、現実の出来事。実際に聞くリアルな音、実際に見る戦士たちの戦い。激戦を目の当たりにして思わず、「うぉー!!」という‘女子’らしからぬ声で叫んでしまう。

格闘技って、すごい!!こんなに人の心を揺さぶり、熱くさせるものだったのか。ヒトの中にあるケモノの部分が身体の底から湧き上がってくるような、原始的な衝動を感じる。観客も良い試合には惜しみない声援を送り、盛り上がる。こうした光景は数千年前から変わらないのかもしれない。




生・ラウンドガールを始めて見た。格闘技にはこれがないとね。



デュエル戦はポイント制

当たり判定になるとスクリーンにポイントが反映される。黄色い布がついた棒を持っているのは審判。こちらも甲冑を着ている。




防具が緩んでいないか随時チェックをする。


激しい戦いで、甲冑の部品が外れてしまったり、大きな剣が折れるという場面も。あんなに重くて太い剣が折れるとは・・・。非常に重い武器を使い、相手も鋼鉄の鎧を着ているので、セーフティーチェックは必須である。正直、「今いいところなのに!」と思うこともあったが、安全第一である。



日本甲冑の黒鋼衆登場!やはり日本の武具もカッコいい兜は特注とのこと。



武士vs.騎士の一騎打ち!映画のようなシーンに、鳥肌が立つほど興奮した。



黒鋼衆の選手がダウン!脳震盪で倒れこんでしまった・・・。
すぐさま待機していたドクター&ナースが駆けつける。


初めて倒れて動けない選手を目の当たりにし、背筋が寒くなった。スポーツウェポンを使い、厳重にセーフティーチェックをしても、やはりこれは格闘技、紛れもなく真剣な闘いなのだ。おもちゃを使ったごっこ遊びではない。幸い何事もなく、選手は自力で立ち上がった。



黒鋼衆のマネージャーさんの衣装が素敵だった(行司ではない)。武者と一緒に
いると
とても絵になるが、西洋甲冑の横に立つとちょっとシュールである。





‘騎士道’対‘武士道’、いざ尋常に勝負!!


羽根飾りの西洋の騎士と、黒塗りの兜の日本の武士



思わず息を飲む白熱戦。こんな戦いが間近で見られるなんて・・・!



どっちもカッコいい!!


  
両者一歩も譲らず


  


どんな激しい試合の後でも、選手たちが握手をしたり、背中を叩いたり、お互いの健闘を讃えあっている姿が印象的だった。騎士道、武士道、どちらが優れているというものではない。どちらも礼節を重んじる、伝統ある素晴らしい精神だ。






手に汗握る瞬間の連続!金網が揺れる!!  

武器での攻撃だけでなく、キック、パンチなどもOKなのがアーマードバトルの特徴。身体の小さな選手が相手の隙を突き見事な右ストレートを決めたり、大柄な選手が相手を追い込み膝蹴りを入れたり、多様な試合展開も見どころだ。



金網に相手を押し付けての攻撃



団体戦はさらにものすごい迫力!あちらこちらで激戦が繰り広げられ、どこを
見たらいいか分からない。



選手が金網にぶつかり、金網が激しく揺れて今にも倒れてきそうだ。
あまりの迫力に「怖い!!」という声も聞こえてくる。



試合後のパフォーマンス。‘進撃の鋼鉄巨人’が吠える!!





そして、闘いの幕が下ろされる。

あっという間に約2時間のトーナメントは終了。表彰式が行われた。


流血している選手も・・・。戦いの激しさを物語っている。



どの選手も晴れ晴れとした表情



選手退場。やはり近くで見るとさらに迫力がある。



最後に記念撮影


今回が初めての公式大会と言うことで多少のトラブルはあったものの、そんなことは全く気にならないくらい、非常にエキサイティングな試合だった。

このイベントを観戦して「格闘技は痛いだけ」、「野蛮」と思っていた自分を恥じた。選手たちはそれぞれ誠意を持ち、真剣に戦っている。 それがこんなにも観客にダイレクトに伝わってくるものだとは思わなかった。

目の前に歴史絵巻の世界が広がり、格闘技や歴史の知識が無くても、見ているだけで楽しい試合である。これなら幅広い人たちが楽しめるのではないか。映像や、飾ってあるところしか見たことがない鎧や甲冑が動き回り、鉄の武器と鉄の甲冑がぶつかり合う。全く新しい「格闘技の常識を超えた」スポーツが誕生した。5月にはスペインでの国際大会も行われるとのことで、今後さらなる広まりを見せることだろう。




2014.02.26 文・写真 篠崎夏美

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