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【18禁】日本でここだけ?刺激と笑い満載‘大人’のビブリオバトル 「第2回大人のビブリオバトル」

アイコンどこまで書けるか!?過去最大に刺激的な‘行ってみた’かも・・・

2014/04/16(公開:2014/01/25)
 
マルチエンタメライブ食堂 YOKOHAMA Three S
  
 いよいよ、色んな意味で「お子様お断り」な大人のビブリオバトル開始。こうした試みをしているのは、恐らくYokohama3Sだけではないか、とのこと。
 (過去には、大阪・天満橋 https://www.facebook.com/bibliobattle/posts/442165795835624
        函館・蔦屋書店 http://www.hakodate-t.com/event/102/ などでも開催されているようだ)
 
!! 記事の一部に、未成年にはふさわしくない表記(多分)がある、
    ・・・かもしれないので、未成年の方は速やかにブラウザバック !!
 
 

1:彩咲あみさん
 「風俗行ったら人生変わったwww」(@遼太郎著 小学館文庫) 
いきなりアイドルの口から風俗なんて言っちゃっていいのか!?と思ったが、これも所属しているライブハウスだからこそ、そしてこれぞ大人のビブリオバトルの醍醐味。刺激的なタイトルだが、所々に教訓と成り得る良い言葉が出てくるところが魅力とのこと。
  
○あらすじ
 彼女いない歴=年齢の、オタク、非モテ、(もちろん)童貞の主人公・遼太郎。ある日意を決して、デリヘルを呼ぶことに。やってきたのは元彼の返済のために働くデリヘル嬢・かよ。悪い奴らに騙され、AVにも出演させられそうになっている彼女を救おうと遼太郎は立ち上がる!

 

2:エダヒロさん
新装版LOVE理論(水野敬也著 文藝社)
ただモテるのではなく、「トム・クルーズ」ばりにモテたい人のための本。これまでの恋愛ハウツー本とは一線を画す、らしい。50個の様々な恋愛にまつわる理論が掲載されている。例えば『大変じゃない?理論』、『うわっつらKINDNESS理論』、『DK心変わり理論』、『ありあり理論』などなど。臨場感あふれる(?)『大変じゃない?理論』の実演などもあり面白かった。女性を口説くだけでなく、人間関係をスムーズにしたい人にも良いかもしれない。
 
 
 

3:ササダさん
「猛き黄金の国 道三」(本宮ひろ志 ジャンプコミックス)
半沢直樹など、出世、成り上がりをテーマとした作品は時代を問わず人気が高い。自分では実現出来ない願望を託しているのではないか?とのこと。この作品は僧侶→油屋→戦国大名に成りあがった齋藤道三を描いている。男性なら一度は憧れるストーリーだ。

 
 

4:Tさん(プライバシー保護のため、匿名にて紹介)
「ちんトレ」(渡辺ひろ乃著 データ・ハウス)
ついに‘分かりやすく大人向け’の本が出てきた。世界中で男性経験を積んだ女性(慶応卒の才女)が書いた、男性の●●力を鍛えるためのトレーニング本(●●の部分は写真をよーく見るか、ネットで調べていただきたい)。やんわりと一例をあげるなら、『~を、マッサージすると・・・』という感じ。ちなみに本の紹介者は、前回の大人のビブリオバトル優勝者。さすがである。会場は9割以上男性なので、かなり盛り上がっていた。こうしてお酒を飲んで下ネタで笑えるのは、大人のビブリオバトルならではだろう。
 
 
 

5:ウザワさん
「ゾンビサバイバルガイド」(マックス・ブルックス著 エンターブレイン)
大人とは、大切なものを守ることが出来る人かもしれない。あなたはゾンビが襲ってきたとき、自分の愛する人を守ることが出来るだろうか?どうやってゾンビから逃げるか、どうやって戦えばいいのか、この本にはゾンビの襲撃に対する対策が掲載されている。これは大人として一冊は持っておきたい。キャッチコピーの通り、『全人類必携の一冊』である。
 
 
あっと言う間にプレゼン終了。メモを取るのが困難なほど笑わせてもらった。会場のお客さんからも「素人とは思えない!」、「プロだねー」という声が。とにかく、出場者の皆さんのトークが上手で、思わず引き込まれる。紹介された本は全部読んでみたくなった。
 
‘大人のビブリオバトル’というと、何となくエロ系の本ばかりを連想しがちだが(私だけか?)もちろん、それだけではない。一口に『大人』と言っても、人によって様々イメージがある。それを本を通じて表現し、他の人に伝え、知った人も新しいイメージを知ることが出来る。
 
正直、そういう難しいことを抜きにしても、ただお酒飲んで、本の話題でゆるく盛り上がるのはとても楽しい。普段本を読まない人も、読みたいけど読めない人も、こうしたイベントに参加すれば間違いなく本が読みたくなるだろう。本を読む人が減っているというが、こうしたイベントがもっと開催されるようになれば、魅力ある本に出会う機会が増え、本を読みたくなる人も増えるのではないだろうか。
 
 
2014.01.24 文・写真 篠崎夏美
  
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